本データベースについて

本データベースについて

1.FDマザーマップ®支援データベースとは

 本データベースは、「看護学教育におけるFDマザーマップ®の開発と活用促進」プロジェクト(平成23~27年度)において開発されました。また、平成28年度からは、「看護学教育の継続的質改善(CQI:Continuous Quality Improvement)モデルの開発と活用推進」プロジェクトにおいて、CQI支援事業として継続して運営しています。

 本データベースには「看護学教育におけるFDマザーマップ®」と、各看護系大学が実際に行ったFD企画が記録された「看護系大学のFD実績表」が掲載されており、簡単な操作で必要とする実践的な情報、FDに利用できる資料(物的資源)や講師(人的資源)の情報を入手することができます。

 また、本データベースを各看護系大学が活用することによって、大学間の相互交流が活性化されることが期待されます。本データベースは「看護学教育におけるFDマザーマップ®」および「看護系大学のFD実績表」を公開し、共同活用することによって、各看護系大学が高等教育における看護学教育の特質を踏まえた有効なFDを計画的に企画・実施・評価していくための一助となることを目指しております。

FDマザーマップ®支援データベース簡単ガイド

2.FDマザーマップ®の特徴と活用方法

 FDマザーマップ®は各看護系大学が、組織的な取り組みとしての自大学のFDプログラムの点検や、各大学独自のFDマップの開発、またFDプログラムを作成する際に活用できるように開発されたものです。対象は、看護系大学で看護学を学ぶ学生に教育活動を行う教員であり、FDマザーマップ®とは看護系大学教員として備えるべき能力を行動レベルで示した、体系的な見取り図です。各大学が自大学の必用に応じて組織的に活用できることを目的とし、その能力を区分して要素を選定、各要素の能力開発の段階をレベルとして示しています。

2-1 活用の利点

 FDマザーマップ®は、看護系大学教員が現実的に抱えている課題及び看護学教育の特徴を加味し、
看護に特化した能力を網羅するように構成しております。FDマザーマップ®は次のような活用の利点があります。

看護系大学教員に求められる能力の全体像が見える。
各大学独自のマップの作製を支援できる。
各大学独自の看護に特化したFD活動の推進に役立つ。

2-2 活用方法

2-2-1 組織としての活用

自大学の教員構成に即したFDニーズ分析ツールとしての活用
自大学の教員がFDマザーマップ®で取り上げた能力レベルとしてどのような状態かを評価し、FDマザーマップ®にプロットすることで、組織全体としての教員の特性を把握し、FDニーズを分析することができます。
FDマザーマップ®check sheetを用いた組織のFDニーズ分析例
自大学のFD活動の現状分析、評価ツールとしての活用
本マザーマップを活用して、自組織が実施しているFD活動によってどのような教員の能力が育成されているのかについて、現状分析、評価をすることができます。
自大学の実情に即したFDマップ作製の雛型としての活用
本マザーマップの基本構成を雛型として活用することで、各大学の実情に即したFDマップを開発することができます。
FDの計画的な企画・実施・評価のモデルとして活用
本マザーマップに取り上げられた教員の能力をFDの達成目標として活用することで、
自大学のFDを計画的に企画・実施・評価することができます。

2-2-2 教員個人としての活用

教員の自己評価、目標設定ツールとしての活用
FDマザーマップ®に取り上げられた教員の能力が、自身にどの程度備わっているかを、日頃の大学教員としての活動状況から振り返ることで、看護系大学教員としての能力の自己評価、今後の能力開発に向けた目標設定ツールとして活用することができます。また、本マザーマップに取り上げられた教員の能力をFDの達成目標として活用することで、これまでのFD履歴の整理、今後の計画的なFD研修受講の計画を立てることができます。

2-3 FDマザーマップ®の構造

 FDマザーマップ®は「基盤」「教育」「研究」「社会貢献」「運営」の5つの区分から成り、またそれぞれの区分は、必要とされる能力である「要素」から構成されます。これらの区分と要素を図示したものが図1です。

図1
図1 看護学教育におけるFDマザーマップ®全体構成

 各要素は看護系大学教員としての成長に合わせて発展するとして、それぞれレベルを示しています(図2)。レベルは、我が国の看護系大学の現状を踏まえ、教授、准教授、講師、助教といった職位別ではなく、大学教員としての経験の多寡によって異なる能力開発の段階を「レベルⅠ:知る」「レベルⅡ:自立してできる」「レベルⅢ:支援・指導、拡大できる」の3段階に分類しました。

図2
図2 FDマザーマザーマップの構造図

2-4 FDマザーマップ®の利用方法

2-4-1 FDマザーマップ®(全体図)

 全体図より各区分を選択すると、要素とレベルの一覧が展開されます。続いて閲覧したい要素をクリックすると、その内容を確認することができます。また要素と関連する実績表を閲覧したい際は、各要素の実績表のアイコンをクリックするとそれぞれの実績表を閲覧することができます。

 本データベースでは、FDマザーマップ®の各項目をチェックすることができます。チェックした項目は区分ごとに一覧で確認することができ、これにより看護系大学教員としての能力をどの程度有しているのか確認することができます。また、チェックした項目は保存することができるため、FDマザーマップ®の項目をどの程度実施しているかを経時的に確認することができます。

FDマザーマップ®(全体図)へ

 また、同ページに掲載されているFDマザーマップ®のpdf(登録大学用ページのみ)には、本マップの全てが一覧として掲載されております。ダウンロードしてご活用ください。

2-4-2 FDマザーマップ®全体の要素一覧

 FDマザーマップ®の要素の一覧を以下のページで確認することができます。また、各要素を選択するとレベルごとの詳細項目を確認することができます。

FDマザーマップ®全体の要素一覧へ

3.FD実績表の特徴と利用方法

 FD実績表とは、看護系大学が実際に行ったFD企画について記録したものです。これらは、本センターより日本の看護系大学の学科長あてに協力を依頼し収集するものです。FD実績表にはFD企画に関する実践的な内容(目的、実施方法、講師、使用物品、等)が記載されています。自組織におけるFDを企画、運営する際にこれらを参照することによって、必要な情報を入手することができます。また、本データベースにおいて各看護系大学のFD実績表を蓄積し情報を公開することによって、大学間の交流の促進と、看護系大学の人的・物的資源の共同活用が促進されることを意図しております。

3-1 FD実績表の利用方法

 本データベースには、全国の看護系大学のFD実績表が集積されています。これらは大学名、実施年度、FDの種類、キーワードで検索することができ、目的の実績表を閲覧することができます(登録大学のみ)。また、FDマザーマップ®の各要素からも関連するFD実績表を検索し、閲覧することができます。

FD実績表のエントリーと活用方法については、「FDマザーマップ®支援データベースの登録大学でできること」 もご参照ください。

4.FDコンテンツの利用方法

 看護学教育の現場ではより具体的、実践的なFDツールが求められており、FDコンテンツはこれらのニーズを解決するために、本センターが他大学の教員と協働して開発したものです。
 FDマザーマップ®を実際に活用した大学からは「必要とされる能力が体系的にまとまっていてよい」「自大学のFDを見直す良い機会になる」などの高い評価をいただいている一方で、「実際にFDマザーマップ®をどのように活用すればよいのか」「具体的にはどのようなFD企画を立案すればよいのか」といった戸惑いの声も聞かれました。
 FDコンテンツにはビデオ教材や、事例集などの冊子による教材、ワークショップなどの研修企画、また外国語版(英語、中国語)のFDマザーマップ®などが含まれており、現場のFDニーズを解決するための具体的、実践的なノウハウが盛り込まれています。

4-1 FDコンテンツの利用方法

 本データベースには、開発されたFDコンテンツが順次掲載されています。これらはコンテンツのテーマやねらいに関連したFDマザーマップ®の各項目にリンクされており、FDマザーマップ®の各要素から検索、閲覧することができます。
 また登録大学のページからはFDマザーマップ®のカテゴリーや、キーワードからコンテンツを検索、閲覧することができます。

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